ターフスパイスのバチルス菌で残渣分解と静菌作用
厳選したバチルス菌による残渣分解と静菌作用
- バチルス菌(枯草菌:こそうきん)は納豆菌の仲間で好気性微生物です。
- 遺伝子も解明されていて、人や動物に対する病原性がありません。
- 水分が 20%以上で酸素があり、温度が 10~65℃の範囲にあり、栄養源になる有機物があると有機物を分解し、増殖します。この環境条件から外れると、殻の固い胞子を形成して休眠状態になり、100℃の高温や、氷点下の低温、紫外線などの大きな環境変化にも耐え抜く能力をもっています。
- 動物の腸内細菌の改善、土壌中の有害微生物の抑制に利用されています。
- 枯草菌の増殖力は極めて強く、他の菌の生活の場を奪い、また抗菌性活性リポペプチドと強力な界面活性を示す物質を分泌し、これらの物質が有害菌を抑制すること(静菌作用)が、東京工業大学の資源研究室で明らかにされています。
ターフスパイスとは
- バチルスでも多木化学が厳選した株”Bacillus subtilis”を使用し有機物の分解や静菌作用を期待できます。
- 写真は実際にターフスパイスが糸状菌の増殖を抑制しているところです。
- 8-3-8と珍しいV型肥料でリン酸高の圃場にもおすすめです。
- EC:約61mS/cm pH:4.4±0.5となり、低ECで根焼けの少ない肥料で追肥にもお勧めです。
- 有機体窒素を含みますが、通路に施肥しても足に付着して持ち出すことはほとんどありません。
- サッチ分解も得意で低ECですので、芝に散布しても肥料焼けが発生しにくくなっています。
【施用方法】
残渣分解: 60kg/10a
トマト通路肥: 20kg-40kg /10a
芝のサッチ分解: 春~夏に20-40g/m2
参考
多木化学